【ホーム最終戦(第37節)】北海道コンサドーレ札幌戦と2025シーズンの振り返り

サッカー
サッカー

お久し振りです。Fe(てつ)です。

11月23日の北海道コンサドーレ札幌との一戦を現地観戦してきました。

この日はホーム最終戦ということもあり、満員のスタジアムの中、手に汗握る戦いが繰り広げられました。

J1昇格の可能性は既になくなっていましたが、少しでも順位を上げてフィニッシュしてほしい(欲を言えば一桁順位)と思っていました。

私にとって現地では見納めとなりましたが、結果は1−1で引き分け。

そして、早いもので11月29日のアウェイ千葉戦をもって2025シーズンの全日程が終了しました。

そこで、今回は札幌戦と2025シーズンを振り返っていきます。

札幌戦の振り返り

良かったと思うこと

噛み合わせ活かした攻撃

前半は札幌のプレスにかなり苦しめられた印象です。

布陣に関しては、今治が3−1−4−2(守備時5−3−2)、札幌が3−4−3(守備時5−2−3)でした。

今治がビルドアップするとき、3バックに対して3トップでプレスをかけてくるため、選手たちは相当やりづらそうでした。

一方で、中盤においては噛み合わせ上、数的有利が取れていました。

今治はこの有利を活かして、アンカーがフリーでボールを受けられる場面が多々ありましたが、札幌が陣形をコンパクトにしていたためか、プレスを嫌がったのか、アンカーから繋ぐよりもロングボールを選択することが多かったように思います。

それでも中盤でうまく相手のプレスをかわして前進できる場面もあり、ロングボールと合わせて札幌の守備の攻略を図っていました。

ハーフタイムでプレスの形を整理

今治がプレスをかけるとき、3バックの札幌に対して今治は2トップのためプレスの枚数が足りません。

そこで、今治はウイングバックが出ていくことで対応していました。

この形のデメリットは後述しますが、プレスとしてあまり効果がなく、この日も札幌の攻撃の起点になりがちでした。

しかし、後半に入ってからは明らかにプレスの形が変わりました。

今治は中盤の選手1人が札幌の最終ラインへプレスするようになりました。

これにより、今治はオールコートマンツーマンのような形になり、札幌の攻撃の起点を潰すことができるようになりました。

後半になるとどうしてもお互い運動量が低下し、ライン間が間延びしがちになります。

札幌は、今治のオールコートマンツーマンと次第に広がってしまったことによって繋がずにロングボールを多用するようになりました。

そして、マンツーマン守備のためロングボールへの対応も分かりやすく、前半に比べて球際でボールを回収できることが増えました。

良くなかったと思うこと

ウイングバックがプレスに行く形

先述のとおり、今治は過去の試合と同様に、ウイングバックが最終ラインにプレスにいく形を取っていました。

この形のデメリットで個人的に思っているのが

  • 距離があるためプレスとしての効果がかなり薄い
  • 最終ラインで頻繁にスライドが発生するため守備が安定しづらい

この2点です。

この日の札幌は明らかにウイングバックが出てくることで生まれるスペースを狙っており、比較的手数をかけることなくサイドの深い位置まで侵入できていました。

更に、ほぼ毎回守備の横スライドが発生するため、スライドの遅れが起きたり、スライド中に相手のカットインなどに十分対応できなかったりすることもあります。

このプレスの形は今シーズンで多く見られたので、チームとしてベースになっているものと思います。

ただ、どの試合でもプレスを逆手に取られていることが多かったのでやめた方がいいのではないかなと思っています。

今日の後半からの守備のように、中盤が出ていく形をベースにしてほしいところ。

ハードワークによるデメリット?

基本的に今治はボールホルダーに積極的にプレスをかける守備をしています。

これによって相手の中盤でボールを奪取したり、そこからショートカウンターに繋げたりと、今シーズンの今治の強さの一つがこの守備にあると思っています。

一方で、今治は相手に深い位置まで侵入されたときもこの守備を継続しており、あまり引いたりブロックを作ったりする守備をしていない印象があります。

そのため、守備の形が整っていないときもプレスに出て行ったり、ゴール前などの低い位置でも積極的にボールホルダーにアタックしたりとハラハラするシーンがあります。

チャレンジするのはいいのですが、今治の場合、数的有利ではない場面やペナルティエリア内であっても相当強くいっています。

特に今治は低い位置でセーフティに行く場面でも不用意に足を出すシーンが多く、この日もブロックを組むべき場面で簡単に足を出してしまい、相手にPKを与えてしまいました。

札幌はほとんどペナルティエリアへ侵入できていなかっただけに、もったいないプレーでした。

それでもチーム全体でハードワークが意識付けられているのは良いことだとは思います。

2025シーズンの結果

FC今治の戦績

2025シーズンは11月29日をもって終了。

最終節はJ1の自動昇格圏争いをしていた千葉とのアウェイ戦。

結果は5−0での大敗でした。

たまたま地上波で放送していたので観ましたが、この試合は振り返りません。

今治のJ2初挑戦は13勝11敗14分、勝点53の11位でフィニッシュ。

個人的には一桁順位でのフィニッシュを期待していましたし、できると思っていた分ほろ苦いシーズンになりました。

それでも、初めてのJ2としては決して悪くない成績だと思います。

成績を見て面白いなと思ったのが、今治は得失点差がちょうど0なのに対して、トップハーフ(1〜10位)はプラスになっていて今治よりも下位のチームはマイナスになっている点です。

結果だけ見れば、今シーズンは今治が中位の分水嶺を担っていたことになります。

また、黒星は11ですが、トップハーフと比較しても決して悪い数字ではありません。

それでも得失点からも分かるように、今治は白星が少なく、引き分ける試合が多かったために勝点が伸びなかったと読み取れます。

事実、勝ちよりも引き分けの方が多く、勝ち切ることの難しさと重要性を感じるシーズンだったように思います。

ちなみに、今シーズンの今治はホーム勝率が24%、アウェイ勝率が47%と、アウェイの方が成績が良かったです。

私はホームの方が勝ちやすいものだと思っていたので、意外な結果だったので面白かったです。

個人的に目を引いた選手

今治にはユニークな選手ばかりなのですが、その中で特に横山夢樹選手に注目したシーズンでした。

U20日本代表に選ばれている横山選手は、J2相手でも左サイドのウインガーとして今シーズンは6G6Aの活躍。

今治が苦しい時間帯では彼の個人技で打開できることがありましたし、個人的には1点が欲しい場面で最もゴールが期待できる選手です。

ハードワークがチームの基本になった今シーズンは、体力面に課題を抱えているのか、後半からのスーパーサブ的な起用が多かったですが、出場すれば確実に今治の左サイドがストロングポイントになっていました。

ただ、チームのシステムによる悪影響も受けていた印象があります。

先述のとおり、横山選手はウインガーなので、左サイドの高い位置で張ったところからの仕掛けに相当な強みがあります。

一方で今治の基本フォーメーションは3−1−4−2の2トップを採用しています。

横山選手は守備時に最終ラインに入るウイングバックではなく、2トップの一角での起用となるのですが、この位置だと中央付近にいることになってしまいます。

攻撃時にウイングバックが中を取ればいいのですが、今治はシステムの可変はあまり多用していないため、横山選手の強みが活かせないことも多かったです。

かなり盛り上がった1年

よく混戦になりがちなことから「魔境」と称されるJ2ですが、2025シーズンもかなりの接戦を演じました。

ジェフ千葉の独走から始まった今シーズン。

このまま千葉が優勝・昇格を決めるのかと感じるほどのスタートダッシュだったのですが、次第に水戸が勝点を重ねていき、それを追いかけるように長崎もトップ争いに食い込んでくることに。

最終的には最終節まで優勝と自動昇格圏争いを千葉、水戸、長崎で争うことになりました。

プレーオフ圏争いも千葉を除けば勝点1差で並んでおり、どのチームも最後まで油断できなかったと思います(順位の推移は色々なサイトでまとめられていますが、ここでは福島民友新聞社さんの推移表のリンクを載せておきます)。

一方で、今治においては、J2開幕直後は好スタートを切っていたことや11月上旬まではプレーオフ圏争いに食い込んでいたこともあり、連日、ホーム戦が満員になる大盛況ぶりを見せていました。

私は月1程度の観戦だったので、試合のチケットをその都度購入していました。

ファンクラブに加入しているので一般販売よりも先に購入することができるのですが、試合によっては既にシーズンチケットなどで抑えられているのか、ファンクラブ先行でも座席がほとんど埋まっていることがありました。

そのため、チケットが買えないという声も多くありました。

これまでスタジアムが満員になりチケットが買えないという声はあまり聞いたことがなかったため、今シーズンの今治の躍進を強く感じました。

来シーズンについて

大きく変わるJリーグ

来シーズン、Jリーグはついに「秋春制」に移行することになります。

今シーズンまでは春先に開幕し、晩秋に閉幕する「春秋制」を採用していましたが、来年からは秋に始まり春に終わる「秋春制」に移行します。

この移行については2023年の時点で決定されていました。

また、既に大まかな日程は発表されていて、J2は以下のとおりです。

  • 【開幕戦】2026年8月8日(土)・9日(日) ※7日(金)の可能性あり
  • 【最終節】2027年5月22日(土)・23日(日)
  • 【J1昇格PO】2027年5月29日(土)・30日(日)/6月5日(土)・6日(日)

 ※12月途中から2月途中まではウインターブレーク期間に入ります。

秋春制といいつつ真夏に開幕するのかと言われそうですが、秋春制はJリーグの公式の呼称ではなく、ファンなどの間で使われているものです。

秋春制への移行は20年以上も議論が重ねられてきたもので、移行に伴い、ヨーロッパの5大リーグと日程が合うことでステップアップの移籍がしやすくなる点や代表チームの日程にも合わせやすくなる点などのメリットがあります。

一方で、積雪の影響をもろに受けるといったデメリットもあります(これを避けるため来シーズンはウインターブレイクを挟む予定)。

個人的にはヨーロッパとズレているおかげで1年を通してサッカーを楽しめていたのがなくなってしまうのはもったいない気もします(来年はワールドカップがありますが…)。

それでも、夏場の試合数が減ることで選手への負担は軽くなるとも思います。

ちなみに、来年は移行に伴い、8月までの開幕の間に特別に「百年構想リーグ」なる特別大会が開催されます。

一体何が百年構想なのかは置いておいて、今治はJ2とJ3に所属する40チームで「地域リーグラウンド」とそれを勝ち抜いた場合に行われる「プレーオフラウンド」で争うことになります。

この大会は2月7日に始まり6月7日には終わるため、Jリーグが始まるまでの間の前哨戦として楽しみたいと思います。

更に拡充される里山スタジアム

今シーズン、連日のスタジアム満員によって試合を観ることができないやゴール裏のアウェイサポーターの席数が少ないといった声がありました。

J2に昇格したことでこれまで以上に注目され、カテゴリーが上がったことによって純粋に相手チームのファン数も増加したことが考えられます。

観たいのに観れないという事態はある意味では嬉しいことではあるのですが、個人的にはもっと色々な人にスタジアムに来てサッカーを楽しんで欲しいと思っています。

そんな中、今年の9月に運営からスタジアムの増席計画が発表されました。

この計画は来シーズンのJ2開幕までにゴール裏を中心に約3,500席を増設するというもの。

現在の5,316席から増席後は約8,900席にまで増えることになります。

増やすだろうなとは思っていたのですが、まさかここまでの数だとは思っていなかったので、かなり嬉しいニュースです。

ゴール裏の増席がメインなので、両チームの応援がますます力強くなりそうです。

ただ、車で行くことが多い私にとって、果たして駐車場は足りるのかが気がかりではあります(まぁ足りなかったら別の手段で行くまでですが…)。

新シーズンも現地へ

2025シーズンは月1の現地観戦を目標にしており、9回観に行くことができました。

概ね月1は達成できたと思います。

現地観戦は画面越しでは体感できないスタジアムの熱狂やサポーターの応援、観客の声援などがあります。

今シーズンは観客数が多く、今までにないほどに盛り上がりました。

そのため、シーズンを通して本当に楽しい時間を過ごせたと思います。

一方で、今年はなかなか勝利を拝むことができませんでした。

私が観に行った試合で白星だったのは1戦。

今シーズンの今治はホーム戦績が悪かったのである程度は仕方ないのですが、振り返ってみると思ったより勝っていなかったんだなと思いました。

それでも意外と満足しているのですが、やはりどんなときもチームが勝つところを見たいです。

新シーズンはもっと勝利を観れたらいいなと思っています。

そして、今後は月1とは言わず、日程が合えば積極的に現地に行くつもりです。

これからはオフシーズンになりますが、選手やスタッフの入れ替えなどが進んでいくので、嬉しくも悲しくもあるのですがどんなチームになるのか期待しながらシーズン開幕を待ちたいと思います。

シーズンの開幕まではまだ半年以上ありますが、今からとても楽しみです(しばらくは百年構想リーグを楽しもうと思います。)

タイトルとURLをコピーしました