お久し振りです。Fe(てつ)です。
10月5日に開催された、2025シーズンJ2第32節、徳島ヴォルティス対FC今治の試合を現地観戦しました。
普段とは違って、この日はアウェイでの観戦。
今治はJ1昇格プレーオフ出場圏を、徳島は自動昇格・J1プレーオフ出場圏を目指す上でお互いに負けられない一戦でした。
私にとっては初めてのアウェイ観戦、初めてのポカリスエットスタジアムということもありかなり楽しみにしていた試合なのですが、結果は1−0で敗戦。
悔しい敗戦となった試合を簡単に振り返っていきます。
初めてのアウェイ観戦
人生初のアウェイの地へ

今治の試合は何度か現地観戦してきましたが、これまでは全てホームのみでした。
過去に何度か近場のアウェイの試合を観に行こうとしたこともあるのですが、日程が合わなかったり気後れしたりしてしまい、実現には至りませんでした。
そもそも月1回程度の観戦を始めたのは今シーズンからですし、それまでは年数回の観戦だったので、ホーム戦に行く方が良かった面もあります。
それでも月1観戦を続けていく内に、次第に他のスタジアムでも観てみたいと思うようになり、今回、アウェイ観戦に行くことにしました。
いきなり県外・四国外に行くのはハードルが高いなと思っていたので、まずは四国内のチームとの試合を選びました。
初のポカリスエットスタジアム

徳島ヴォルティスの本拠地は徳島県鳴門市にあるポカリスエットスタジアム。
鳴門市はスタジアム名にもなっているスポーツ飲料「ポカリスエット」を製造・販売している大塚製薬株式会社の発祥の地であり、大塚製薬株式会社は徳島ヴォルティスのスポンサーでもあります。
大塚製薬と言えば、個人的には「オロナインH軟膏」。
小さい頃から必ず家に常備し、今でも家族全員お世話になっています。
愛媛県の東予に住んでいるためか、鳴門市と大塚製薬の関係は何となく知っていたのですが、なかなか訪問する機会がなかったので、今回、短時間ですが鳴門に行けて良かったなと思います。
この日はキックオフの1時間程前にスタジアム入りしました。

アウェイということもあり、バックスタンドを選択。

この日はゴール裏が満席ではないかと思うほど今治サポーターが数多く応援に駆け付けていて、初めてのアウェイ観戦でしたがとても心強かったです。
また、陸上競技場であるためトラックが設けられているのですが、程よい高さと距離感で、かなり観戦はしやすかったです。

ちなみに、この日購入したスタグルは「BIG DADDY」さんのからあげ丼。600円。
タレが効いていてとても美味しかったです。
悔しい敗戦
試合を通しての感想
徳島ヴォルティスは今シーズン、J2でチーム最少失点をほこる守備が特徴です。
得点数も上位陣の中では唯一の30点代と、数値だけで見れば、極力失点を抑え、チームで取った1点、2点を大事にする試合運びをしているのかなと思っています。
一方のFC今治は得点・失点ともに30点代と、J2全体としては少なめです。
今治は1点、2点が遠い展開が続き、比較的コンスタントに失点するものの、大量失点は抑えられているという印象を持っています。
今治と徳島の状況から、試合前は勝手に「先制点を取れれば引き分け以上を狙えるが、逆に取られるとかなり厳しい」と思っていました。
事実、試合を通してお互いに1点が遠い展開が続いていましたし、点を取れないにしても「もしかしたら取られることもないのではないか」とも思っていました。
1点が勝敗を分けると思っていた矢先の後半立ち上がりに、上手く抜け出して前に入られたルーカス・バルセロス選手を、ダニーロ選手が押し倒してPKを献上。
結局はこのPKが決勝点になりました。
現地で観ていた時、抜け出されたとは言え、カバーの選手もいたので軽率に当たりにいかなくても良かったのになとは思います。
ただ、ダニーロ選手に関しては、結構手癖が悪かったり直情的だったりするなと感じるシーンが多く、セーフティにいくべき場面で手や足を出しているところを観てきたので、今日はそのファウルがペナルティエリア内で起きたという程度に受け止めています。
これでいいのかFC今治
今日の失点に関してはダニーロ選手の対応が悪かったのは否定できませんが、個人的には選手個人というよりもチーム全体の守備の形に課題があったように思います。
しかも、これは今シーズンずっと続いているように思います。
そのため、私が一方的に課題だと感じているだけで、チームとしては問題ないという判断なのかなとも思っています。
ただ、それでも試合を観るたびに「このままでいいのかな。」とモヤモヤしているので、ここで好き勝手に述べていきます。
ウイングバックがプレスにいく形
今日の試合、徳島は明らかに今治のウイングバックの裏のスペースを狙っていました。
と言うのも、今治は守備時5バックの形を取ってはいるのですが、何故かウイングバックがプレスに前に出ていく守備をすることが多いです。


折角、最終ラインに5枚を並べて守備を固くしようとしているのに、自らその形を崩しており、個人的にはやめた方が良いと思っています。
ただここで注意してほしいのが、プレスに出ること自体を完全に否定しているわけではなく、出ていく距離が長すぎるのが問題だと感じています。
今治は当たり前のようにウイングバックが相手の中盤や最終ライン付近までプレスに行っており、距離が長いため全くプレッシャーがない上に、5バックから4バックへのスライドが頻繁に発生するせいで最終ラインの脇にスペースが生まれやすくなっています。
事実、PKに繋がったルーカス・バルセロス選手のプレーも既にウイングバックが前に出て、手薄になった4バックの裏を狙われたところからでした。
ウイングバックが出ていなざるを得ない理由は後述の2トップの影響もあるのですが、出ていく形を取るのであればいっそのこと4−4−2の形にする方が良いのではと思います。
ブラジル人2トップの守備
個人的に一番の課題に感じているのがほとんど守備をしないブラジル人2トップ(ヴィニシウス選手とタンキ選手)です。
この2人は全く守備をしないわけではないのですが、相手の最終ラインにプレスをかけるときは、相手の中盤の選手を抑えたりサイドへ追い込んだりせず、基本的にはライン間で構えていることが多いです。

その影響で今治は中盤の選手がカバーする範囲が広くなり、相手最終ラインのサイドに手が回らない時は今治のウイングバックが出ていかないといけないような事態になっています(今治が出る形を取っているだけで、出ていくことがマストではない)。
更に、相手に押し込まれているときもこの2人は基本的にプレスバックすることはせず、相手の最終ラインに残っていることが多いです。


そのため、相手の中盤は比較的フリーでボールを持ちやすくなり、今治はズルズルとラインを下げざるを得ない状況になってしまいます。
何とかボールを奪取しても、ヴィニシウス選手とタンキ選手が遠すぎて攻撃の起点にはなりづらく、なかなか自陣から抜け出せなくなっています。
これに関してはチームとして一定程度の守備は免除していると思っているのですが、免除している分のリターンが少ないと感じています。
今日の試合の終了時点で、ヴィニシウス選手は13ゴール4アシスト、タンキ選手は4ゴール3アシストです。
怪我などで出ていない試合もあるので一概には言えませんが、2人合わせて32試合で24点を生み出している計算になります。
正直、少ないなと感じてしまいます。
今治はチームとしては32試合で39得点34失点という状況ですので、1試合あたり1失点は見込まないといけないチーム状況です。
その中で、ほとんどの守備を他の8人に任せるのであれば、最低でも2人合わせて1試合1得点は望めないと苦しいです。
一方、徳島ヴォルティスには同じブラジル人で、守備も90分間しっかりするルーカス・バルセロス選手がいて、彼は32試合で11ゴール4アシストという成績です。
徳島は全員でしっかりと守備をすることもあり、32試合で34得点20失点です。
簡単なことは言いたくはないのですが、点を取ることよりも如何に失点を減らすかが重要だということが分かるかと思います。
逆に言うと、ほぼ8人で守備していながら今の順位にいるということから今治は決して弱いチームではないと思います。
ただ、現状を続けていてはこれ以上はないのかなとも感じていて、もどかしいです。
2025シーズンも終盤へ
J1昇格の道は?
1位と2位の他に、3位〜6位のうちJ1クラブライセンスが付与されているチームで行われる昇格プレーオフを勝ち抜いた1チームの合計3チームがJ1へ昇格することができます。
| 順位 | クラブ名 | 勝点 | 得失点差 |
| 1 | 水戸ホーリーホック | 61 | 21 |
| 2 | V・ファーレン長崎 | 59 | 11 |
| 3 | ジェフユナイテッド市原・千葉 | 55 | 12 |
| 4 | 徳島ヴォルティス | 54 | 14 |
| 5 | ベガルタ仙台 | 54 | 10 |
| 6 | RB大宮アルディージャ | 53 | 15 |
| 7 | サガン鳥栖 | 53 | 6 |
| 8 | ジュビロ磐田 | 51 | 7 |
| 9 | FC今治 | 47 | 5 |
32節終了時点で今治の順位は9位。
今シーズンが残り6試合であることや勝点差を考えると、今治はJ1昇格プレーオフに参加できる6位以内を目指すのが現実的なラインになると思います。
現在6位の大宮とは勝点差が6あることと、今治の試合運びを鑑みると、勝点で並んだとしても得失点差で上回ることは難しいため、追い抜くために最低でも3試合必要です。
もし、今日の試合に勝つことができていれば、順位は9位のまま変わりませんが、勝点差を3にまで詰め寄れていたので、上位陣にプレッシャーを与える意味でも今日の試合がJ1昇格の天王山に近いものがあったのかなと思います。
今シーズンの現地はあと1回
2月に幕を開けた2025シーズンもあれよあれよと残すところ6試合になりました。
今シーズンは月1の現地観戦を目標に、予定が合わずに行けなったこともありましたが、今日でアウェイ観戦にも行けましたし、非常に充実したシーズンになっています。
開幕当初、J2初挑戦でプレーオフ争いをしているとは思ってもいませんでした。
残りの試合がどうなるのかとても楽しみなので、10、11月のホーム戦は全て現地にいくつもりだったのですが、仕事などで都合が合わず、現時点で行けたとしても11月23日の札幌戦のみになりそうです。
今シーズンの現地参戦はあと1回。全力で楽しみます。


