お久し振りです。Fe(てつ)です。
今回は我が家の縦型洗濯機にナノバブル発生器を取り付けた話です。
2010年代の後半あたりから「ナノバブル」や「マイクロバブル」といった小さな泡の効果をうたった商品をよく目にするようになったと思います。
これらの泡には洗浄や保温、消臭などの効果があるらしいのですが、私は懐疑的に思っていて手を出していませんでした。
しかし、効果についてはレビューでも賛否が別れているものの、少しずつ商品も増えてきていて、だんだんと「効果は本物なのか?」と気になるようになりました。
そこで、物は試しということで実際に使ってみることにしました。
ナノバブル発生器を使ってみての感想や効果についてお伝えできればと思います。
我が家の洗濯機
縦型洗濯機ユーザー

時短・効率化家電の一つといえばドラム式洗濯機ですが、我が家では長年縦型洗濯機を使っています。
現在、使っている洗濯機はヤマダ電機オリジナルのYWM-T45A1です。
2017年製造のため、今年で9年目になります。
洗濯容量は4.5kgと、夫婦とこども1人の3人家族としてはかなり小さいです。
これに関しては、妻の一人暮らしのときのものをずっと使っているだけです。
結婚や引っ越し、第一子の出産など、買い替えのタイミングは何度かあったのですが、「まだ使えるな。」と思い、ずっと使い続けています。
容量の小ささは気になることはありますが、今のところ生活リズムと洗濯物の量が合っているので壊れるまでは使おうと思います。
室内干し+除湿機

我が家では、洗濯物に虫が付くのを妻が嫌がるため常に室内干しでした。
洗面脱衣所の天井に物干しが設置されていて、洗濯が終われば移動することなく洗濯物を干すことができるので、当時はかなり洗濯がやりやすかったです。

当たり前の話ですが、ただ干すだけでは乾くわけがないので、除湿機を使っていました。
ただ、除湿機にしろ太陽光にしろ物干しで乾かすと、どうしてもゴワゴワで硬くなりがちです。
また、室内干しだと季節によっては生乾き臭が気になることがあります。
そのため、我が家では液体洗剤に加えて、衣類用漂白剤(ハイター)と柔軟剤を使っていました。
干す・回収の作業が苦痛
室内干し+除湿機であれば時間や天候を気にすることなく、また、虫だけではなく、花粉や黄砂なども付着しないメリットがあります。
特に、我が家のように洗濯してすぐに干せる環境だと、移動のために洗濯物をかごに移す必要もないのでかなり楽でした。脱水したとしても濡れた衣類はかなり重いですからね。
ただ、洗濯物を干して回収し、ハンガー類を片付ける作業があまりにも苦痛でした。
我が家の場合、起床後と就寝前に洗濯をしているので、朝起きたときや仕事から帰ってきたときにまず洗濯物を片付けないといけないのが地味に面倒でした。
夫婦2人のときは手間であったものの、ある程度やりたいとき・やれるときに作業をすればよく、そこまで気にはなりませんでした。
しかし、第一子が産まれてからは育児のタスクが加わる上に、作業途中でこどもの対応に追われることも多く、家事の時間を減らしたいと強く思っていました。
電気衣類乾燥機で洗濯革命
ドラム式の購入を本格検討
やりはじめの頃の育児は勝手がわからず苦労する面もありましたが、意外とこどもとかかわることは面白いし楽しいです。
一方で、限られた一日の時間の中からこどもとかかわる時間を確保するためには、少なくとも洗濯物を干したり片付けたりしている場合ではありません。
そこで、洗濯の時間を減らすために本格的にドラム式洗濯機の導入を検討するようになりました。
というかドラム式に関しては、何回も家電量販店に見に行ったこともあるし、ホームページやレビュー動画も見まくっているので、どのタイミングで購入するかってレベルの話です。
今回はいつか買おうではなく、買う前提で改めて実物を見に行き、購入するドラム式もほぼほぼ決めるところまでいきました。
それでもどうしても高額なため、なかなか買う決心がつきませんでした。
友人のアドバイス
ドラム式を買うか思い悩んでいたとき、大学時代の友人と会う機会がありました。
社会人になってからは仕事や子育て、日常生活に関する話で盛り上がることが多くなったと思います。
友人はドラム式洗濯機を持っていたので、使用感を聞いてみたところ、
「高い買い物だったけれど、乾燥機能が一番便利だった。縦型洗濯機があるのなら乾燥機を買うのも全然ありだと思う。」
というありがたいアドバイスをもらいました。
この言葉を聞いたとき、いかに自分の視野が狭くなっていたのかを痛感しました。
それまでの自分はドラム式洗濯機しか選択肢になく、乾燥機の存在に気付いてすらいませんでした。
一人で色々と考えるのも重要だけれど、周囲の人の意見も貴重だと感じることができました。
さて、友人からのアドバイスを受けて、ドラム式だけではなく衣類乾燥機も踏まえて検討することにしました。
電気衣類乾燥機を導入

結局、我が家ではパナソニックの電気衣類乾燥機NH-D603を導入しました。
ドラム式洗濯機、ガス衣類乾燥機、電気衣類乾燥機の3種類を比較して、電気衣類乾燥機を購入することに決めました。
まず、ドラム式洗濯機は価格が高いことと、現在使っている縦型洗濯機がまだまだ使えるため見送ることにしました。
最後まで導入するか悩みましたが、電気衣類乾燥機を買った後でも改めて検討できるので今じゃないという判断に至りました。
次に、ガス衣類乾燥機。具体的にはリンナイの「乾太くん」です。
乾燥機としての性能は電気衣類乾燥機の上位互換だと思っていて、導入できるのであれば迷う必要はないといえます。
ただ、我が家はオール電化住宅のため、導入にあたりガス栓の工事が必要ですし、私が住んでいる地域はプロパンガスしかないため、イニシャルコスト・ランニングコストの両面から設置を断念しました。
電気衣類乾燥機については、初期費用は比較した3種類の中で最も安く、コンセント+アースがあれば良いので手軽に設置できるのが決め手となりました。
乾燥機能が抜群に良い
電気衣類乾燥機を導入しての感想ですが、設置して本当に良かったと思っています。
ドラム式や乾太くんを使ったことがないため、比較はできないのですが、洗濯物を干したり回収したりする作業がなくなるだけでここまで変わるのかと驚いたレベルです。
洗濯後の入れ替えがあるので、ワンボタンで乾燥までいってくれるドラム式と比べると、利便性では若干劣りますが、乾燥機にかけたくない衣類を分けて洗濯する必要がないというメリットもあります。
また、乾太くんと比べると乾燥に倍以上の時間がかかることもありますが、寝ている間や仕事にいっている間に使っているため、あまり気になったことはありません。
電気衣類乾燥機を導入したことで、洗濯の手間のほとんどを減らすことができたので、的確なアドバイスをしてくれた友人には感謝しています。
ナノバブル発生器の購入を検討した経緯
洗剤を酸素系漂白剤のみに

さえ、ここからが本題です。
電気衣類乾燥機を購入したことで、洗濯の手間がほぼなくなっただけでなく、洗濯物もふかふかに仕上がるようになりました。
除湿機で乾燥させていたときはカチコチに硬くなっていて、特にタオル類はお風呂上がりに体を拭くときに痛いぐらいでした。
電気衣類乾燥機を導入したおかげで衣類が全く硬くならないので、この点でも乾燥機を買って良かったなと思います。
そして、我が家では、液体洗剤、衣類用漂白剤(ハイター)、柔軟剤を使っていましたが、衣類がふかふかになるので柔軟剤の使用をやめました。
その後、しばらくは液体洗剤とハイターで洗濯をしていましたが、次第に「ハイターって入れる必要あるか?」と思うようになり、試しに液体洗剤のみしたところ特段仕上がりに変化がなかったので、ハイターもやめました。
しばらくは液体洗剤のみで洗濯をしていたのですが、洗剤類を共通化して管理する物を減らしたいなと思うようになりました。
そこで、目をつけたのが酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)です。
元々、食洗機用の洗剤や洗濯槽の洗浄、息子のお漏らし時のつけ置きのために過炭酸ナトリウムを使っていたこともあり、洗濯用の洗剤として共通化してみることにしました。
タオルが臭う気がする

液体洗剤から過炭酸ナトリウムに変えた直後は特に気になるところはない、というか分からないという感じでした。
洗濯物の量にかかわらず、大さじ程度のスプーン一杯を入れて洗濯機を回していました。
汚れ落ちに関しては気になることはなかったのですが、数ヶ月経ったあたりでお風呂上がりのタオルの臭いが気になるようになりました。
タオルが濡れると何となく生乾き臭のような臭いがしていました。
過炭酸ナトリウムではきちんと洗えないのか、使用量を増やしても特に改善されませんでした。
過去にお湯に過炭酸ナトリウムを入れてつけ置き洗いをしたときは、汚れが落ちていて臭いもしなくなったので、単純に水道水で洗うには効果が薄いのかもしれません。
ナノバブルで改善できるのか?
過炭酸ナトリウムのみでの洗濯では臭いが気になるのですが、ここで液体洗剤に戻したのでは、せっかく洗剤類を共通化して物を減らすことができたのに、もったいないなと思っていました。
そのため、過炭酸ナトリウムでの洗濯というスタイルは変えず、手間がかからない形で臭い問題を改善できないかを考えました。
最初に思いついたのが洗濯機を温水機能付きのものに買い替えること。
というのも、過炭酸ナトリウムは水温が40〜50℃のときに漂白効果を発揮しやすいからです。
ただし、当然のごとく買い替えは棄却。乾燥機のときにすら買い替えを見送ったのに洗剤のためだけにこの判断は取れません。
また、お風呂の残り湯を活用する方法もありますが、ホースを毎回取り付けるのは面倒くさいため、この案も棄却しました。
なかなか解決策が見つけられない中、思い当たったのがナノバブルの存在。
なんでも、ナノバブルは衣類の繊維の奥まで入り込むので汚れや臭いの元を落とすとかなんとか。
正直、広告写真や宣伝文句はあまりに汚れが落ち過ぎていて胡散臭いのです。
一方で、この手の商品は少しずつ増えていて、レビューを見てもある程度の効果は期待できるのかなと思えるのも事実です。
そこで、試しに買ってみるには少々高いですが、現状よりも少しでも改善すればと思い購入してみることにしました。
ナノバブル発生器を買ってみた
購入したのはNoendのアダプター

今回、洗濯機用のナノバブル発生器として購入したのは、Noendのオーガニックファインバブル洗濯機アダプターです。
「オーガニック」って有機農業を指す言葉じゃなかったかなという疑問は置いておいて、この商品に決めた理由は発生するナノバブルの量が多かったからです。
本当か嘘か、本商品は特殊なエジェクターで外気を取り込むことで、1mlあたり2.72億個ものナノバブルが発生するらしい。小学生の会話みたいな量で胡散臭さ満載ですが、量が多ければなんとかなるだろうと思い、購入しました。
購入時の価格は5,600円。私はAmazonで購入しましたが、楽天や公式サイトからも買えます。
この価格で効果がないと苦しいですが、最悪、勉強代として割り切ろうとチャレンジを決めました。
そもそもナノバブルとは?
正体は非常に小さな泡
ここまで当たり前のようにナノバブルという言葉を使ってきましたが、ここでナノバブルについて簡単に紹介したいと思います。
私が簡単に調べた程度の内容なので、あくまで参考程度にしてもらえるとありがたいです。
まず、ナノバブルの「バブル」は泡のことなのは問題ないと思いますが、「ナノ」というのは数字の大小を表すときに使われている接頭語の一つです。
同じ接頭語で馴染みがあるのが「ミリ」や「センチ」、「キロ」、「ギガ」あたりかなと思います。
現時点で定められている接頭語は下の一覧表のとおりになります。
| 記号 | 接頭語 | 10n |
| クエタ/quetta | Q | 1030 |
| ロナ/ronna | R | 1027 |
| ヨタ/yotta | Y | 1024 |
| ゼタ/zetta | Z | 1021 |
| エクサ/exa | E | 1018 |
| ペタ/peta | P | 1015 |
| テラ/tera | T | 1012 |
| ギガ/giga | G | 109 |
| メガ/mega | M | 106 |
| キロ/kilo | k | 103 |
| ヘクト/hecto | h | 102 |
| デカ/deca | da | 101 |
| - | - | 100(1) |
| デシ/deci | d | 10−1 |
| センチ/centi | c | 10−2 |
| ミリ/milli | m | 10−3 |
| マイクロ/micro | μ | 10−6 |
| ナノ/nano | n | 10−9 |
| ピコ/pico | p | 10−12 |
| フェムト/femto | f | 10−15 |
| アト/atto | a | 10−18 |
| ゼプト/zepto | z | 10−21 |
| ヨクト/yocto | y | 10−24 |
| ロント/ronto | r | 10−27 |
| クエクト/quecto | q | 10−30 |
ナノバブルやマイクロバブルは泡の直径の長さで分けられていて、直径がμm(マイクロメートル)のサイズ感のものがマイクロバブル、nm(ナノメートル)のサイズ感のものがナノバブルと呼ばれています。
ちなみに、1μmは1mm(ミリメートル)の1000分の1、1nmは1mmの100万分の1の大きさになります。
ファインバブルなるもの
ナノバブルについて調べていると「ファインバブル」という言葉を見ることがありました。
よくよく調べていくと一般社団法人ファインバブル産業会というサイトに行きつきました。
ファインバブル産業会によると、ファインバブルは「マイクロバブル」と「ウルトラファインバブル」の2種類に分けられるようで、それぞれの区分は次のとおりです。
- マイクロバブル:直径が1μm以上で100μm未満の泡
- ウルトラファインバブル:直径1μm未満の泡
また、商品によってはファインバブルという呼称が使われていることがありますが、
- ファインバブル=マイクロバブル
- ウルトラファインバブル=ナノバブル
という認識で問題ないと思います。
というのも、ファインバブルとウルトラファインバブルはファインバブル産業会が商標登録をしているようで、会員でなければ使用できない呼称です。
ナノバブルは単純に小さな泡だと思っていたのですが、ファインバブル産業会のホームページによると、泡の表面がマイナスに帯電していたり、浮上せずに水中を漂ったり(ブラウン運動)と、通常の泡とは異なる挙動を示すので面白いなと感じました。
ナノバブル発生器の使用感
洗濯機への取り付け

洗濯機への取り付けは至って簡単。
給水ホースを取り外して洗濯機とホースの間にアダプターを挟むだけで設置は終わります。
やらないとは思いますが、蛇口は閉めておかないと大変なことになるのでそこだけは注意です。
また、蛇口を閉めていてもホース内に溜まっている水が漏れてくるので、洗濯機からホースを外すときはタオルなどを使うと良いです。

ちなみに、給水ホースを繋ぐ側にはストレーナーという部品をセットするのですが、ストレーナーは3つ全てセットする必要があります。
2つの予備パッキンは、水漏れする場合に給水ホースに取り付けるなどのためとのこと。我が家の場合は出番がありませんでした。
ナノバブルは目で見えない

さて、ここからは使用感をお伝えしていきます。
取り付け後、初めて給水をしてみたところ、給水速度が落ちたなと思いました。
取り付け前と比べるとはっきりとわかる程度には給水に時間がかかります。
それでいて見た目では水そのものに特段の変化はなく、ナノバブルが本当に発生しているのかは肉眼では確認できませんでした。
これに関しては、もしナノバブルが発生しているのであれば、ナノバブルの直径が可視光線の波長(約380nm〜780nm)よりも小さいためであると考えられます。
目には見えませんが、アダプターからはシューっと音がしているので、エジェクターから吸気が行われているのかなと思います。
洗濯後にわかる消臭・洗浄効果

実際にナノバブル発生器を取り付けて洗濯をしてみたところ、1回目の時点で洗濯槽の臭いがしなくなりました。
正直、あまり期待はしていなかったのですが、良い意味で無臭になっていました。
別に今まで何となく臭うかなと思う程度でしたが、ナノバブル発生器を取り付けた直後から明らかに臭いが軽減されました。
そして、肝心なのは洗濯物(特にタオル)の臭い問題。
こちらに関しても洗濯を繰り返す内に次第に臭いが取れていき、1週間後には生乾き臭のような臭いがほとんどしなくなりました。
注意深く嗅ぐとまだ若干臭うことがありますが、通常使用では気にならないレベルにまで改善しました。
消臭効果が実感できるということは、洗浄効果についても期待できるところですが、正直、洗濯物が今まで以上にきれいになったという実感はありません。

一方で、洗濯機の糸くずフィルターのすみっこの黒い汚れが本当に若干ではありますが落ちていて、気持ち汚れの進行も遅くなっていると思います。
洗浄効果も特別高いわけではありませんが、取り付けるだけで向上するのは間違いないと思います。
導入してみるのはあり
ナノバブルは消臭・洗浄効果に一定の効果が期待できると言えます。
ただ、広告の謳い文句ほど劇的な効果はないので、誇大広告感が満載で、その点においては胡散臭い商品であるのも事実です。
それでも、ただ取り付けるだけで効果を実感できるので、試しに導入してみるのはありだと思います。
しかし、ナノバブルはあくまでも補助的な役割として導入するべきで、ナノバブルがあるから洗剤が不要になるほどのパワーはありません。

我が家では、ナノバブルの効果が偽物でもエセ科学でもないことがわかり、さらなる期待を込めてシャワーヘッド用の発生器も買ってみました。
購入したのは日本電興の商品で、価格は6,980円でした(Amazon)。
こちらも洗浄効果の向上が実感でき、使う洗剤の量も多少は少なくなりました。
当初は半信半疑どころかほぼ疑って買ったナノバブル発生器でしたが、結果的には買ってよかった商品になりそうです。
耐久性や効果の持続性はこれから長期使用で確認しようと思います。


