お久し振りです。Fe(てつ)です。
一人一台スマートフォンの時代なったことや街中のいたるところに時計があることから、日常生活では基本的に時間の確認に困ることはありません。
それでも個人的に好きだったりちょっとしたときの時間確認が便利だったりするので、私は毎日腕時計を使っています。
そして私の物欲はとどまることを知らないので、何年か前に高級機械式腕時計を買いました。
針の動きを見ているだけで10分以上も過ぎていたり、身に付けているとテンションが上がったりと高級腕時計はいいものだと思います。
しかしながら、歳を重ねていくうちにブランド志向から次第にブランドだけではなく機能性を重視するようなり、息子が産まれてからは自分の持ち物などに一層興味がなくなっていっています。
その影響もあってか機械式腕時計を自分が使うことにあまり熱を感じなくなっていました。
色々と悩んだ結果、一旦、機械式腕時計を手放してG-SHOCK1本で過ごすことにしました。
機械式腕時計を手放す理由
【理由①】基本的に高級腕時計は重たい

物にもよるのですが基本的に高級腕時計、こと機械式腕時計は一般的には重いです。
ムーブメントの各パーツは基本的には金属製ですし、重たい本体と重量バランスを合わせるために厚みのあるブレスになることが多いため、相応の重量になります。
私が持っていたグランドセイコーのSLGH005においては公称値178g。
奇しくも今私がメインで使っているスマホのPixel6aや最新スマホのiPhone17とほぼ同じ重さです。

私はブレス調整でコマを数個外していたので、若干軽いにしてもスマホを腕に巻いているのと変わらないことになります。
当たり前ですが、この重さのものを腕に巻いていると変に疲れてきますし、左右の腕でアンバランスになるので常にちょっとした違和感を抱えて過ごすことになります。

そのため、職場では腕時計を机の上に置いたり、社外品のラバーベルトに付け替えたりして重さ対策をしていました。
個人的には重さを気にしないといけないなら、そもそも高級腕時計は分不相応だったのではないかと思っています。

ちなみに、SLGH005に取り付けた社外品のラバーベルトはAmazonで買ったWOCCIのラバーベルト。購入時の価格は1,949円の中国製。
グランドセイコーは基本的にノベルティ以外では純正ラバーベルトが手に入らないため、ほとんどの場合、社外品を付けることになります。
私が購入したラバーベルトは高級感が一切ありませんが、手軽に機能性を上げられるので良い商品ではありました。
【理由②】かなりの不安の種だった
高級腕時計は当たり前ですが高いです。
私が購入したときのSLGH005の定価は1,045,000円。
その後、値上がりして現在は1,276,000円。本当に高い。
世間一般の高級腕時計のラインとは別にして、個人的には5万円であれば十分高価だと思っています。
そんな価値観の私にとって何十万、何百万円とする高級腕時計は不安の種にしかなりません。
腕に巻いているときは内心で結構テンションが上がっているのですが、同時に常に紛失や接触のリスクが頭をよぎり続けています。
そして、普段使いしている以上、どこかにぶつけずに過ごすのは不可能です。
軽くぶつけてしまったときはめちゃくちゃショックですし、人知れず状態を確認してしまっていて、ふと気恥ずかしい気持ちになっていたのも事実です。
更に、個人的にかなり高級腕時計を使うことに疑問を持つようになったのが、息子と遊んでいるのに腕時計のことが脳裏にチラつくことです。
公園などの外で遊ぶことがわかっているときは着けていかないのですが、基本的には家族でのお出かけ時にはグランドセイコーを着けていました。
息子は3歳。お互いの実家やショッピングモールに行ったとき、突然走り出したり飛び込んできたりは当たり前。
そのまま息子と戯れることが多いのですが、どこか頭の中に腕時計の心配をしている自分がいました。
そんな自分に気付いたとき、腕時計のことを気にして全力で息子と関われておらず、かなり勿体無いことをしているなと反省しました。
【理由③】結局利便性ではソーラー電波に勝てない
身も蓋もないことを言うと、結局のところ利便性において機械式はソーラー電波に勝てません。

私が持っているソーラー電波腕時計はG-SHOCKのGIEZ GS−1300−1AJF。
15年以上使い続けているのですが、一度ベルトを交換した以外は特段の不具合もなく動き続けています。
15年も使っていると先にシリーズが生産終了してしまっていて、本体が故障した場合は修理できない可能性があります(今のところ壊れる気配はありませんが・・・)。
この腕時計、
- ソーラー電波
- ストップウォッチ
- タイマー
- ワールドタイム
- アラーム
- 針位置自動補正
- カレンダー
- 20気圧防水
- G-SHOCKならではの耐衝撃構造(ショックレジスト)
とかなりの機能が搭載されています。
これだけの機能がありながら、私が使っているのはほぼソーラー電波のみ(ガシガシ使えるという意味ではショックレジストも)。
そのため、私にとってはG-SHOCKで既に十分すぎるものとなっています。
一方で、SLGH005は
- 最大駆動80時間
- 10気圧防水(日常生活強化防水)
- 日付表示
ぐらいなもの。
そしてG-SHOCKは基本的にノーメンテナンスで使えるのに対して、機械式腕時計はゼンマイを巻かないと止まってしまう(SLGH005は普段使いしていればほぼ止まることはない)上に、数年おきにオーバーホールをしないといけないなど、機能性・利便性ではG-SHOCKに遠く及びません。
私のように庶民が扱う腕時計であれば明らかに「G-SHOCK>グランドセイコー」となるのは当然と言えば当然かもしれません。
まぁそもそも多機能なG-SHOCKとステータス性が求められている高級腕時計を比べること自体がナンセンスな気もしますが・・・。
機械式腕時計とのお別れ
売却は2回目で最後(の予定)
実は機械式腕時計の売却はこれが2回目です。
元々はオメガ、ロレックス、グランドセイコーの3本を持っていましたが、色々あってオメガとロレックスを手放しました。
このことについては別で記事にしていますので、よかったらご覧ください。
今回のグランドセイコーを手放したことで手元の高級腕時計は0本になりました。
手放した理由としてはライフスタイルや価値観の変化ではあるのですが、実際に高級腕時計を使ってみてある程度自分の中で腑に落ちたところもあるので、恐らく今後は高い腕時計を買うことはないんだろうなと思っています。
もちろん、そこまで長い期間使っていたわけではないため、高級腕時計のいろは程度しか理解はできていません。
それでも実際に買って使ったことで自分なりの答えを見つけることができたのでよかったかなと思います。
遠い将来、再び高級腕時計が欲しいと思うようになるかもしれませんが、一旦はお別れです。
SLGH005の買取結果
グランドセイコーSLGH005の買取結果は以下のとおり。
| 購入価格 | 買取価格 | 差額 | 買取率 |
| 1,045,000円 | 635,000円 | -410,000円 | 61% |
基本的にはグランドセイコーの買取率が100%を越えることはないことは承知済みではありましたが、思ったよりは値が付いた気がします(相場感がないため何とも言えない)。
買取率は50%あればいいかなぐらいの気持ちだったので、ちょっとだけ嬉しかったです。
ちなみに、過去にオメガとロレックスを売却したときの結果と合わせると、
| ブランド | 購入価格 | 買取価格 | 差額 | 買取率 |
| オメガ | 605,000円 | 430,000円 | -175,000円 | 71% |
| ロレックス | 588,500円 | 770,000円 | +181,500円 | 130% |
| グランドセイコー | 1,045,000円 | 635,000円 | -410,000円 | 61% |
| 合計 | 2,238,500円 | 1,835,000円 | -403,500円 | 82% |
このようになります。
振り返ってみると、相当な金額を使っていて若干呆れました(良い意味でも悪い意味でも)。
あまり腕時計を買取率で語るのは好きではありませんが、私の場合、結果的には3本の高級腕時計を約40万円で楽しめたことになります。
40万円もあれば別のことを色々できたなと思う一方で、意外と損失が少なく済んで良かったなと感じています。
個々の買取結果をみていくと、プレミア価格になっているロレックスはおかしな買取になっています。
オメガとグランドセイコーは当然買取価格は購入価格を下回っていますが、数値としては50%を軽く超えているのでそこまでの痛手にはなっていないかなと思います。
こうしてみると、高級腕時計には資産価値があるなと思うものの、一部のブランドやモデルを除き、基本的には価値は下がるものなので、資産として考えるのはどうなのかなと感じています(買った後も維持費がかかりますし)。
ただ、持ち出しはあるもののいくらかは返ってくるので、腕時計が好きな人や興味がある人でその金額を出せるのであれば経験のために買ってみるのはいいかもしれません。
紆余曲折を経て最適解に落ち着いた
機械式腕時計はロマン

結果的には手放すことになりましたが、機械式腕時計を買ったことを後悔はしていません。
私は腕時計が好きですし、実際に買って使ってみたことで良い面も悪い面も知ることができました。
機械式腕時計はロマンを楽しむものだと思っていて、個人的には電気を一切使わずに動く点に魅力があると思います。
一方で、機械式腕時計は高いお金を出して買ったとしても基本的には時刻しかわからないものなので、そんなものに利便性や合理性を求めるものではないです。
利便性や合理性を求めるのであれば、ソーラー電波が最適解になると思います。
このことは機械式腕時計を使っていたときから分かってはいたのですが、何でもかんでも合理性だけを追求するのは楽しくはないと思っていて、無駄だと感じることにお金や時間をかけて楽しむことも重要です。
これまでは自分のことや持ち物でそういった「無駄と思えること」を楽しんでいたのですが、結婚や出産を経て今は家族との体験や記憶・記録に意義を求めるようになりました。
変わっていく価値観

元々機械式腕時計は長く使うつもりで売却する予定はなかったのですが、気づけば3本あったものが1本になり、最終的には0本になりました。
結果的には腕時計に関しては色々な回り道をして、ソーラー電波という最適解に落ち着きました。
ただ、これは生活を続けていく中で少しずつ価値観も変わっていくもので、今の私には機械式腕時計は不要だというだけのことです。
腕時計に関してだけではなく、ここ数年で私の価値観は結構変容しているような気がします。
その大きな要因となっているのが、息子の誕生です。
独身時代は当然として、夫婦だけのときは基本的には自分の好きなものや興味があるものをまずは考えていました。
そのため、息子が産まれてからは息子や妻、自分の価値観・考えをうまく織り交ぜていくような形に変わっているように思います。
その結果、今では自分自身への関心は少し薄れている気がしていて、特に自分の持ち物にはより一層の合理性を追求し、時間を浮かして身軽になって妻や息子としたいことを探すようになっているのかなと感じています。
このように私の趣味嗜好は結構大きく変わりやすい面があります。
ただ、それでも昔の自分が間違っていたとか悪かったとかは感じておらず、今と昔の自分のどちらの考え方も気に入っています。
恐らく、ここから先の私も今とは変わっているとは思いますが、どのように変わっていくのか楽しみたいと思います。



