お久し振りです。Fe(てつ)です。
今回は、家の階段の手すりに転落防止ネットを取り付けた話をしようと思います。
一人で作業をしたのですが、かなりてこずってしまい、約4時間の長丁場になってしまいました。
この経験から学んだことや感想などをお伝えしようと思います。
ネットを取り付けようと思っている方、取り付けたほうが良いのか悩んでいる方、どうやって取り付けたらいいのか分からない方、取り付ける予定はないけれど興味がある方などの参考になれば幸いです。
家の中と安全性
家庭内での不慮の事故について
はじめに、家の中は意外と危ないかもしれないという話をしたいと思います。
厚生労働省の「人口動態統計(確定数)」によると、2022年の1年間で家庭における不慮の事故で亡くなった方は15,673人だったそうです。
同年に交通事故で亡くなった方の3,541人と比べて、約4.4倍もの人が家庭内で亡くなっていると考えると、何となく多いのかなと思ってもらえるのではないでしょうか。
その年でバラつきはあるものの、家庭内の事故によって毎年約14,300人の方が亡くなっています。
亡くなる方の大半は高齢者
| 年齢区分 | 0~4歳 | 5~14歳 | 15~64歳 | 65歳以上 | 年齢不詳 | 合 計 |
| 死亡数(人) | 79 | 20 | 1,665 | 13,896 | 13 | 15,673 |
| 割 合(%) | 0.50 | 0.13 | 10.62 | 88.67 | 0.08 | 100 |
年平均14,300人という数値は、愛媛県内子町の人口や日本武道館の最大収容人数とほぼ同じ規模になります。
ここで、亡くなった方を年齢別で見ていくと、「亡くなる方の大半は高齢者」だということがわかります。
2022年の統計では、65歳以上が90%近くを占めています。
また、45歳以上では97%以上となり、年齢を重ねるごとに死亡数が増加する傾向にあります。
主な死因の最多は溺死・溺水

主な死因としては「溺死・溺水」が最多で、全体の42.0%を占めています。
次に多いのが「窒息」の22.5%で、3番目に「転倒・転落・墜落」の17.5%が続きます。
亡くなる方の大半が高齢者であることから、浴室などでのヒートショックや身体機能の低下による誤嚥・転倒リスクの増加などが影響しているのかなと思います。
なお、全体の数と各死因別の合計値の差を「死因不明」として計上しています。
○引用元
厚生労働省「人口動態調査 人口動態統計 確定数 死亡」家庭における主な不慮の事故による死因
厚生労働省「人口動態調査 人口動態統計 確定数 死亡」不慮の事故による死因
階段での事故
家庭内の事故での死亡は高齢者に多いことがわかったところで、改めて階段での事故についてみてみたいと思います。
2022年の1年間で、階段での事故で亡くなったのは436人で、全体のわずか3%程度であり、階段で亡くなる人は少数だと言えるかもしれません。
ただ、これはあくまでも死亡数であり、転落などで怪我をした人は含まれていません。
実際に、私はこれまで何度も階段で足を踏み外したことがあり、高校3年生の時には足を滑らせて腰を強打したこともあります(幸いにも大事には至らず)。
段差でつまずくことの方が圧倒的に多いものの、階段でのヒヤリハットからくる焦りや恐怖心は段差のそれとは比較にならないものがあると思います。
息子が階段を上り始めた

ここからは我が家の階段の話。
我が家の階段はリビングに併設された直線階段です。しかもスケルトン仕様。
スケルトン階段は通常の階段に比べて、リスクが高いと言われているらしいけれど、意外にも私はこの階段を気に入っていて、他のデメリットを考慮しても、今のところスケルトン階段で良かったと思っています。
そうした中、遂に2歳の息子が階段を上り始めました。
親としては成長を感じられて良いのですが、いかんせん危ない。
息子は上っている途中で、足を止めて手を振ってきたり、手すりから顔を覗かせたりするので、めちゃくちゃ可愛い反面、それなりに危険だと思っていました。
そのため、万が一息子が大怪我する前に対策を打とうと思ったわけです。
転落防止策について
転落防止はネットが無難

階段の転落防止策は、大きくネット(網)またはパネル(板)の2種類があります。
我が家のように後から自分で取り付ける場合に限っては以下の理由からネットをおすすめしたいです。
- 特殊な工具が不要で、取り付けが簡単
- 設置後のやり直しや付け替えが楽
- コンパクトにまとまるので処分が容易
どっちにするか悩んでいる場合は、まずネットを取り付けてみて、その後、パネルの設置を検討する方が良いのかなと思います。
購入先はスタイルダート(友安製作所)
| 会 社 | ネット本体 | かがりロープ | 送 料 | 合 計 |
| スタイルダート | 8,756 | 2,904 | 1,210 | 12,870 |
| S-NET | 17,962 | 2,904 | 1,500 | 22,366 |
| Resta | 5,461 | 1,100 | 1,900 | 8,461 |
ネットの購入に関しては、よっぽど変なところで買わない限りはどこでも問題はないと思います。
私の場合は、表の3社から検討し、最終的にはスタイルダート(友安製作所)にきめました。
明確な理由はありませんが、取り付けの説明がわかりやすかったことと比較的安価だったためです。
ちなみに、スタイルダートは、注文時に時間帯指定の欄から「可能な限り最短で」を選択すると発送を早めてくれる場合があるようです。

私の場合は9月12日に最短指定で注文したところ、9月26日に発送されました。
なお、今回私が購入したサイズなどは以下のとおりです。
【本体サイズ】 460cm×70cm(取付位置の実測値)
【かがりロープ】33m(取付外周:10.6mの約3倍)
【カラー】ブラック
○各社リンク
ネットの取り付け
取り付け前の確認
作業に入る前に、どうやって取り付けるのかを考えた方が作業しやすいと思い、改めて我が家の階段を確認しました。

我が家の階段は、階上の手すり部分が直接壁に固定されているので、かがりロープで縦方向にネットを固定できません。
20cm程度手前であれば固定できるのですが、ネットがない部分を作るのは気になるので、かがりロープはコの字に巻きつけることにしました。
仮止め作業

ネットがある程度固定できれば良いので、紙紐やビニール紐などで仮止めすれば大丈夫です。
何回でもやり直しができるので、まずは取り付けてみて、気になるところを適宜、修正していけば大丈夫です。
私は以下の点に気を付けて作業しました。
- 重みでネットが垂れ下がるため、階上から行う
- 手すりの格子の上側で止める
- 1m間隔を目安に止める(少ないとずれやすい)

ちなみに、ネットの伸びを考慮せず、サイズを手すりと同じ大きさで注文したため、幅は50cm、丈は10cm程度余る結果となりました。
そのため、以下のように仮止めをやり直しました。

- 丈は手すりのの下側でそろえる
- 余った丈は上側の手すりに巻きつける
- 幅の余りはかがりロープで固定後に折り返す
このように、私はこの仮止め作業に手こずってしまい、2時間以上もかかってしまいましたが、その分仮止めがしっかりできたのでその後の作業はかなり楽になりました。
かがりロープでの固定作業

かがりロープでの固定は、仮止めをした状態のまま行いました。
私は、階上の手すり下側から始めて、コの字にかがりロープを巻き付けていきました。
一気に全てを巻きつけるのは大変なので、ロープを半分に切って、2回に分けて作業しました。
巻き始めは「もやい結び」で固定し、巻き終わりは自己流で固定しました。
ロープは大体3マス毎に巻きつけていき、巻きつけが完了したら、ネットの張り具合を確認して仮止めを外します。

その後、ロープの結び目を瞬間接着剤で完全に固着させて、ロープ端のほつれをチャッカマンで炙ればロープが外れたり緩まなくなります。
なお、幅の余りの折り返しはインシュロック(結束バンド)で固定しました。
振り返り
反省点について
今回、ネットを取り付けてみて、大きく以下の2点の反省点がありました。
①ネットサイズが大きかった
ネットの伸びについては、知っていたのですが、短くなることを恐れて、手すりの実測値と同じサイズにしてしまい、余白がかなりできてしまいました。
スタイルダート(友安製作所)によると、ネットの伸びは3%程度考慮すれば良いとのことなので、今回のケースであれば、
446cm×68cm(実測値に0.97をかけた数値)
で作成すれば良いことになります。
なお、かがりロープも7m程余ったのですが、こちらは単価も安く、余っても困ることはないので、変に短くして足りなくなるよりも、外周の約3倍を購入することをおすすめします。
②階上に若干の隙間ができた

ネットの余白は十分にあったのですが、階上に握りこぶし約1個分の隙間ができてしまいました。
隙間ができたのは階上の上側で、コの字で本締めしたことが原因だと思っています。
作成したネットは長方形ですが、取り付ける手すりの形は平行四辺形(長方形を若干斜めにした形)なので、ピンと張りながら固定すると、斜め方向が合っていないと余白ができやすくなります。
今回であれば、階下に余白があるので、2回に分けたかがりロープでの固定をどちらも階上から行えば良かったことになります。
最後の最後に隙間ができることに気づいたこともあり、面倒なのでやり直しませんでした。
安全対策への考え方

階段の手すりにネットを取り付けたことで、息子も顔を出すこともなくなり、一安心しているところです(相変わらず手は振ってくれるし可愛い)。
実際に転落事故が起きるかどうかよりも、安全対策をしていることがやはり大事なことなのかなと思います。
この考え方は、脇見運転をしない、自転車に乗るときはヘルメットをかぶるなどにも通じる考え方だと思っています。
万が一は人生でほとんど経験することはないけれど、毎年、自分ではない誰かが確実に事故に遭っているし、自分がその万が一を引いたときには可能な限り被害を最小限に抑えられるように、日々の確実な安全対策が大事だという話です。


